中学受験のことを書こうと思います。
今の中学受験って、本当に大変と聞きますよね。子供が友達と遊ぶ時間もなくて、ストレスがすごくて、というような話をよく目にするようになって、正直私も少し怖いなと思っているところがあります。
でも、自分自身の記憶をたどると、不思議なくらい楽しかったんです。
サピックスの、いちばん上のクラスにいた
通っていたのはサピックスで、入塾したときから最上位クラスにいて、その後もほとんど落ちることなく、最後まで同じクラスで過ごしました。確かテストの成績順みたいな席順があって、大体最前列にいたような記憶です。
塾の先生方も優しくしてくれるし、自分も楽しいし、振り返るとほんとうに良いことしかなかったという感じです。圧倒的な成功体験、という言葉がぴったりくるくらいで、あの頃の自分は本当に恵まれていたんだなと思います。
小学校では、ちょっと違った
通っていた小学校は、中学受験をする子ばかりというわけでもなくて、理科の授業で知っていることを話すと、ちょっとおちょくられるというか、「はいはい、天才さんは黙っててください。私たちには何の話かわかりません」みたいなことを言われることがあって、それが地味につらかったんですよね。
努力を笑われない環境に初めて行ったのが、塾だったんです。
のびのびできる場所だった
塾では、思う存分頭を働かせて、みんなといろんな話ができて、自分には思いつきもしないような発想を持つ友達がすぐ隣にいて。そういう環境が、私にはものすごく居心地よかったんですよね。変に気を遣わなくていい、自分らしくいられるという感覚でした。
そのときに仲良くなった友達が、そのまま同じ中学に進んで、のちに東大でもまた同じ顔ぶれに会うことになるので、その後もずっと気の合う人たちと過ごせたなぁという感じです。
中学受験は、コミュニティの入り口だったのかもしれない
今こうして振り返ると、中学受験は自分にとって、自分らしくいられるコミュニティへの、最初の入り口だったんだなと思います。受験勉強がどうとか、偏差値がどうとかより先に、そういう記憶の方が強く残っています。
だからといって、今の子供たちの中学受験が同じように楽しいものになるかどうかは、わかりません。時代も環境も全然違うし、私の経験がそのまま参考になるとも思っていないし、自分の子供に同じ道を歩ませたいかというのも、まだ迷っています。
ただ、少なくとも私自身はあの経験をして良かったと思っていて、そういう人間がここにいる、という話として、読んでいただけたら嬉しいです。おいおい、また続きを書いていきます。
