旅行計画を毎回ゼロから頼むのをやめて、AIに「型」を持たせました

旅行の計画をAIに頼むようになって、便利だなと思う一方で、毎回おなじことを説明しているのに気づきました。

家族の人数、小さい子がいること、貯まっているマイル、避けたい場所。それを毎回書いてから、やっと本題に入る。しかも書き忘れると、その前提が抜けたプランが出てきます。

しかも困るのが、毎回できが違うことでした。よくできた提案が返ってくる日もあれば、日程が「3連休あたり」みたいにふわっとしたまま終わる日もある。私の書き方次第で結果が変わっていたんですね。

それで、毎回同じ手順でやってもらうための「型」を作ることにしました。

型に何を入れたか

入れたのは、大きく2種類です。

ひとつは毎回聞かなくていいこと。家族の人数、小さい子がいること、使えるマイルとホテルのポイント、苦手なもの。これを書いておけば、毎回説明しなくて済みます。

もうひとつが毎回必ずやってほしいことです。ここが本体でした。

カレンダーを見て日程を具体的な日付で出すこと。プランを3案出して、それぞれ良い点ときつい点を正直に書くこと。どの案でも必ずマイルやポイントの使い方に触れること。小さい子ども向けの注意点を具体的に書くこと。そして、営業時間や運休日や料金は必ず公式サイトで確認してから書くこと。

この最後の一つは特に大事でした。以前、休みの日を見落としたまま組まれた行程が出てきたことがあって、それ以来「調べてから書いて」と毎回言っていたんです。それを型に入れてしまいました。

効いているか、実際に測ってもらいました

ここが今回いちばん面白かったところです。

型を作ったのはいいけれど、それで本当に良くなっているのか分かりません。なんとなく良くなった気がする、では意味がないので、測ってもらうことにしました。

やり方はこうです。想定される相談を何パターンか用意して、それぞれ「型を使った場合」と「使わない場合」の両方で答えを作らせる。そして、あらかじめ決めた項目を満たしているか採点する。

結果は、型ありが96.7%、型なしが79.4%。17ポイントほどの差が出ました。

差が出た理由も3つに整理されていました。ひとつは、型なしだと車で行くプランのときにマイルやポイントの話がまったく出てこないこと。ふたつめは、小さい子への具体的な注意点が薄くなること。みっつめが、日程の特定が曖昧になることでした。

自分の感覚だけで「良くなった気がする」と思っていたところを、こうして数字にしてもらえたのは新鮮でした。AIに何かを設定したら、その効果もAIに測ってもらえるというのは、考えたことがありませんでした。

同じことをやってみたい方へ

毎回おなじ説明をしているな、と思うことがあれば、それは型にできます。旅行に限らず、献立でも、持ち物リストでも同じです。

これから旅行の計画を頼むときに、毎回この手順でやってほしいです。
この内容を「型」として覚えておいてください。

【家族の前提(毎回聞かなくていいこと)】
・人数と、小さい子どもがいること
・使えるマイルとホテルのポイント
・苦手なもの、避けたい場所

【毎回やってほしい手順】
1. カレンダーを見て、空いている日程を具体的な日付で特定する
 (「3連休あたり」ではなく「4月18日〜20日」と出す)
2. プランを3案出す。それぞれ良い点ときつい点を正直に書く
3. どの案でも必ずマイル・ポイントの使い方に触れる
 (車で行く案でも、宿にポイントが使えないかは調べる)
4. 小さい子ども向けの注意点を具体的に書く
 (暑さ、日差し、水辺、移動時間など)
5. 営業時間・運休日・料金は、必ず公式サイトで確認してから書く

まず、この型でいいか確認してから使いはじめてください。

そして、作ったあとに測ってもらいます。

いま作った型が、本当に効いているか確かめたいです。

・想定される相談を何パターンか用意する
 (例:温泉旅行、リゾート、近場の3連休)
・それぞれについて「型を使った場合」と「使わない場合」の両方で答えを作る
・あらかじめ決めた項目(日程の具体性、マイルへの言及、
 子どもへの配慮、情報の裏取り)を満たしているか採点する
・結果を並べて見せてください

差が出なかった項目があれば、それも正直に報告してください。

「差が出なかった項目も正直に報告して」を入れておくのがポイントです。これがないと、良くなったところだけ並べた報告が返ってきます。

やってみて思ったこと

毎回の説明が減ったこと以上に、できのばらつきがなくなったのがよかったです。私が疲れていて雑に頼んだ日でも、同じ手順で返ってくるようになりました。

考えてみると、これは人にお願いごとをするときと同じですね。毎回口頭で伝えるのをやめて、手順書を一枚作る。それだけで、頼む側の調子に結果が左右されなくなる。

AIを使っていて、いちばん効いたのがこういう地味なことだったのは、少し意外でした。

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