長く使っていたメモアプリに、10年以上ぶんの資料が溜まっていました。webから切り抜いた記事、写真、PDF、書類。そろそろ別の場所に移したいと思いつつ、量が多すぎて手をつけられずにいました。
こういう「いつかやる」は永遠にやらないので、まるごと取り出してもらうことにしました。
結果は2,465ファイル、968MBでした
自分でも驚いたのですが、添付ファイルだけで2,465個ありました。写真が1,870、PDFが488、あとは文書ファイルなどが少し。
これを一つずつ手で保存していたら、何日かかったか分かりません。というより、絶対に途中でやめていたと思います。
取り出したあと、フォルダの形で悩みました
意外と考えたのが、取り出したあとどう並べるかでした。全部を一つのフォルダに放り込むと、2,465個のファイルが並ぶだけで何も分かりません。
かといって、元のメモごとにフォルダを作ると、添付が1個しかないメモまでフォルダになって、階層が無駄に深くなります。
それで、添付が1つだけのものはそのままファイルとして置き、複数あるものだけ元の見出しの名前でフォルダにまとめる形にしました。結果、直に置かれたファイルが約650、フォルダが333。開いたときにちょうど見やすい粒度になりました。
こういうのは、やってもらう前に決めておかないと、あとから並べ直すのが大変です。
大事だったのは「取り出せたか確かめる」ほうでした
この作業でいちばん怖いのは、取り出したつもりで壊れていることです。元のサービスを解約したあとで気づいても手遅れになります。
なので、取り出したあとに全ファイルの中身を確認してもらいました。2,379件を調べて、壊れているものはなし。
そして2件だけ、どうしても取り出せない添付がありました。調べてもらったところ、元のサービス側ですでに実体が失われていたものでした。つまり、私の作業のせいではなく、ずっと前から壊れていたのに気づいていなかったということです。
あと7件、拡張子と中身が食い違っているファイルも見つかりました。これも保存したときからそうだったもので、取り出しの問題ではありませんでした。
データを移すときは、運ぶことよりも運べたかどうかを確かめることのほうが本体なんだなと思いました。数だけ合っていても中身が壊れていたら意味がありません。
元のデータには手をつけませんでした
最初にはっきり言っておいたのが、元のサービス側のデータには一切触らないでほしい、ということでした。
取り出しが終わった時点では、まだ両方に同じものがある状態です。落ち着いてから中身を確認して、消すかどうかは自分で決めればいい。移行作業と削除作業は、必ず日を分けたほうがいいと思います。
ちなみに最後に一つ、細かい落とし穴がありました。大量ダウンロードのためにブラウザの保存先を変えていたので、それを元に戻し忘れると、以降のダウンロードが全部そこに入ります。作業のために変えた設定は、終わったら戻す。地味ですが大事でした。
同じことをやってみたい方へ
サービスを乗り換えたいけれど、溜めたものが多すぎて動けない、という方は多いと思います。この形で頼んでみてください。
長年使ってきたサービスに溜まっている添付ファイルを、全部手元に取り出したいです。
次の条件でお願いします。
【取り出し方】
・添付が1つだけのものは、そのままファイルとして置く
・添付が複数あるものは、元の見出しの名前でフォルダを作ってまとめる
・ファイル名は元のまま変えない
【取り出したあとに必ずやってほしいこと】
・全ファイルの中身を確認して、壊れていないか調べる
・取り出せなかったものがあれば、その一覧と理由を出す
・拡張子と中身が食い違っているファイルがあれば、それも報告する
【絶対にやらないこと】
・元のサービス側のデータには一切手をつけないこと
(消すかどうかは、私が中身を確認してから決めます)
作業用に作った一時ファイルは、終わったら片づけてください。
「元のデータには一切手をつけないこと」は必ず入れてください。取り出しと削除を同時にやらせないだけで、安心感がまったく違います。
やってみて思ったこと
動かせなかったのは、量が多いからだと思っていました。でも実際には、ちゃんと運べたのか確かめる方法がなかったから動けなかったんだな、と気づきました。
確かめてもらえると分かっていれば、決断は早いです。10年ぶんの引っ越しが半日で終わって、しかも中身の健康診断までついてきたのは、思っていたよりずっと気が楽になる出来事でした。
