以前、毎朝の計算プリントをAIに作らせている話を書きました。あのときはまだ、私がパソコンで開いて印刷ボタンを押していました。
やってみて分かったのは、その一手間が想像以上に続かないということです。朝はただでさえバタバタしていますし、忘れる日が出てくると、そのまま二日、三日と空いてしまう。プリントの中身の問題ではなく、私が印刷するかどうかにかかっている時点で、仕組みとして弱かったんですよね。
それで、朝起きたらもう紙が出ている状態にできないか、と相談しました。今日はその話です。
パソコンを開くことすらやめたかった
最初にお願いしたのは、決まった時刻に勝手に動いて、プリンターまで送ってくれるところまででした。Macの中には、決まった時刻にプログラムを動かす仕組みがもともと入っているそうで、それを使えば私は何もしなくてよくなります。
つまずいたのは、プリンターの指定でした。プリンターには画面に出ている名前とは別に、パソコンの内部で使われている名前があって、そちらを指定しないと動きません。ここは調べ方から教えてもらって、コマンドを一つ打つだけで分かりました。
あとはPDFを作って、そのままプリンターに送るだけです。文章にすると簡単なんですけど、これで朝の手作業がまるごと消えました。
いちばん助かったのは「お休み」の機能でした
動かしはじめて気づいたのは、旅行や帰省で家を空けている間も、律儀に毎朝プリントが出続けるということでした。誰もいない家で紙とインクだけが減っていきます。
そこで、「この日までお休み」と日付を一か所書いておけば自動で止まり、その日が来たら勝手に再開する、という仕組みを足してもらいました。
これが本当に良くて、実際、夏の間しばらく止めて、また何もせず再開しています。止めるのは簡単でも、再開を忘れるんですよね。人間が覚えておかないといけないことを一つ減らせたのが大きかったです。
自動化するときは、動かす仕組みと同じくらい、きれいに止める仕組みを一緒に作っておいたほうがいいというのは、今回いちばんの学びでした。
中身は地味に作り込んでもらいました
プリントそのものは、A4に30問、2列に並べて、それぞれの式の右に答えを書く線が引いてあります。右上にその日の日付が入るので、あとで積み上げたときにいつのものか分かります。
一つだけ細かい注文をつけたのが、0を使った問題を1割くらい混ぜてもらったことです。0が絡むと急に手が止まることがあったので、たまに出てくるようにしておきたかったんです。数の範囲もあとから変えられるようにしてもらったので、しばらく様子を見て調整しています。
紙で出てくるので、子どもは画面を見ずに鉛筆でやります。うちの場合は、そこは変えたくない部分でした。
一か月半、一度も止まっていません
動かし始めてから一か月半ほど経ちますが、エラーの記録は空のままです。毎朝きちんと出ています。
何より変わったのは、やるかやらないかの交渉がなくなったことでした。すでに紙が出ているので、あとはやるだけです。私が「今日の分どうする?」と切り出さなくてよくなったのは、朝の空気としてけっこう違います。
同じことをやってみたい方へ
自宅にパソコンとプリンターがあれば作れます。プリンターの名前の調べ方から聞いてしまうのが早いです。
毎朝きまった時刻に、計算プリントを自宅のプリンターから自動で印刷したいです。
Macで動くPythonのスクリプトを作ってください。
【プリントの中身】
・A4の紙に1枚、たしざんとひきざんを30問
・2列に並べて、それぞれの式の右に答えを書く線を引く
・数の範囲はあとから変えられるようにする
・1割くらいは0を使った問題を混ぜる
・右上にその日の日付を入れる
【動かし方】
・毎朝きまった時刻に自動で実行されるようにしたい(Macの標準の仕組みで)
・作ったPDFはフォルダに日付つきで残す
・PDFはそのままプリンターへ送る
・実行結果と、失敗したときのエラーを、それぞれログに残す
【止めたいとき】
・旅行などで数日止めたいので、「この日まではお休み」と日付を1か所書けば
自動でスキップされ、その日が来たら勝手に再開するようにしてください
まず、うちのMacにつながっているプリンターの名前を調べる方法から教えてください。
最後の「お休み」の部分は、最初は要らないと思って入れませんでした。あとから足すことになったので、最初から書いておくのをおすすめします。
やってみて思ったこと
毎日やってほしいことほど、こちらの手数をゼロに近づけないと続かないんだなと思いました。作れるようになった時点で満足していましたが、実際に効いたのは、そのあとの「印刷ボタンを押さなくてよくする」ところでした。
あと一歩を自動化するかどうかで、続くか続かないかが分かれる。地味ですが、これがいちばん大きい違いだった気がします。
