子どもが何を読んだか、記録に残したいとずっと思っていました。あとから振り返ったときに、どのくらいの難しさの本を、どういう順番で読んできたかが分かると、次に何をすすめるかの参考になるからです。
でも、これが本当に続かないんですよね。ノートも、アプリも、何度か試してだいたい二週間で止まりました。読み終えた瞬間は次の本のことで頭がいっぱいで、わざわざ記録しにいく気にならないんです。
それで、記録そのものを目的にするのをやめてみました。
記録すると、次の3冊が返ってくるようにしました
作ったのは、私がチャットに「この本を読み終えたよ」と一言送ると、次のことが返ってくる仕組みです。
その本の難しさの評価。次に読むとよさそうな本を3冊。そして、タップすれば入力済みの状態で開く記録用のリンク。送信を押すだけで表に1行追加されます。
つまり、記録するとおすすめが返ってくる形にしました。記録は「やらなきゃいけない作業」ではなく、次の本を教えてもらうためのついでになります。これでようやく続くようになりました。
続かない習慣は、たいてい面倒だからではなく、やった瞬間に何も返ってこないからなんだなと思いました。
「賢者の岩」問題
動かしてみてすぐ気づいたのが、タイトルがうろ覚えのまま記録されてしまうことでした。私も子どもも、正確には覚えていないんです。
たとえば「賢者の岩を読んだよ」と送ってしまう。そのまま記録すると、表に存在しないタイトルが残ります。あとで振り返るときに、これは地味に効いてきます。
そこで、何をするより先に、まずタイトルを検索して正式な表記を確かめる手順を足してもらいました。あやしいときは「〇〇のことですか?」と一言聞いてから進みます。
記録を自動化するときは、入り口で表記をそろえておかないと、あとから直すのが本当に大変です。ここは早めに入れておいてよかったところでした。
おすすめの元になるリストを増やしました
最初は公文の推薦図書リストだけを参照していたのですが、それだけだとどうしても偏ります。そこで、自治体が公開している推薦図書のリストや、読書のサービスが出しているブックリストも見るようにしてもらいました。
参照先を増やしただけで、返ってくる3冊がずいぶん変わりました。私が知らない本が混ざるようになったのが、いちばんありがたいところです。
あわせて、図書館で探せるように検索用のリンクと、そのまま使えるタイトル一覧もつけてもらっています。おすすめされて終わりだと、結局借りに行かないままになるので。
最後の最後でつまずいたのはフォームでした
仕組みができて、いざ記録リンクを開いてみたら「このドキュメントは公開されていません」と出ました。
設定を見ても制限はかかっていない。原因を探してもらったら、フォームの「公開」という操作をしていないだけでした。作った本人しか開けない状態だったんです。
技術的には何も難しくない、ただのボタンの押し忘れです。でも仕組みが複雑になるほど、こういう単純なところで止まります。作り終わったら、必ず自分のスマホから最後まで通してみるのは、やっておいたほうがいいです。
同じことをやってみたい方へ
読書記録が続かない方は、この形を試してみてください。
子どもの読書記録をつける仕組みを作りたいです。
私が「〇〇が△△を読み終えた」と送ったら、次のことをしてください。
【ステップ0】まずタイトルを確認する
・送られてきたタイトルを検索して、正式な表記を確かめる
・うろ覚えや誤字っぽいときは「〇〇のことですか?」と一言聞いてから先へ進む
(読み間違えたまま記録が残るのを防ぐため)
【ステップ1】その本の難しさを評価する
【ステップ2】次に読むとよさそうな本を3冊すすめる
・推薦図書リストを参照する(リストのURLはここに書いておきます)
・図書館で探せるように、検索用のリンクと、そのまま使えるタイトル一覧もつける
【ステップ3】記録用のリンクを返す
・タップすると、名前・タイトル・日付が入力済みの状態でフォームが開く
・送信を押すだけで表に1行追加されるようにする
まず、この形で作るのに必要な準備を教えてください。
大事なのは、ステップ3の「タップすると入力済みで開く」の部分です。ここが手入力だと、たぶん続きません。
やってみて思ったこと
記録は残したいけれど、記録のために何かをするのは続かない。当たり前のようでいて、自分でやってみるまで分かっていませんでした。
今回うまくいったのは、記録を「おまけ」の位置に置けたからだと思います。何かを習慣にしたいときは、それ自体を頑張らせるより、うれしいことのついでにしてしまうほうが早いのかもしれません。
